Jun 08, 2005

海兵隊の真実を追え!

1ヶ月以上のご無沙汰です(汗)
いやなんというか、日記を書く時間がそもそもあまり無いのですが、それ以上に書くネタがないんですよー。

だけどでも、先週ちょっと変化があったというかなんというか、沖縄に行ってきたんですよ!O・KI・NA・WA!

ちなみになんで沖縄に行ってきたかというと、仕事絡みでの研修だったんですよ。
沖縄のあちこちを色々回ってきたのですが、その中でちょっと変わった所といいますか、普通の人はあまり行かない場所にも何ヶ所か行ってきたのですが、その中の1つとして在日米軍の海兵隊基地に行ってきたんですよ。

海兵隊の装備やら訓練装置やらを見せてもらったのですが、その他に海兵隊の少佐によるブリーフィングがありました。

そのブリーフィングをしてくれた海兵隊の少佐というのが、絵に描いたようなというか、普通の人がイメージする『海兵隊員』というイメージそのまま具現化したような感じの人だったんですよ。

がっちりとした強靱な体格に、頭の両サイドをがっちり刈り上げたヘアースタイル。
不動の姿勢のまま前方直視でハキハキと大きな声でしゃべるその姿は、映画に出てくるイメージそのまんま!(笑)

しかしそれにしても、海兵隊員ってゴツイですよね。
普通のアメリカ人自体ゴツイのに、海兵隊員は一回り大きいの。
ブリーフィングをしてくれた少佐も、まるで西武ライオンズのカブレラのような、冗談みたいに太い腕をしていますよ!

さてその少佐のブリーフィングですが、一通り色々な説明をしてくれた後に、質疑応答の時間になりました。

その質疑応答の最中、話の流れで「海兵隊の訓練は厳しいのか?」という話が出てきました。
その質問に対し海兵隊の少佐は、「very very very hard!」と答えていたんですが、そんなやりとりを聞いていた私は、ふとあることを思いました。

海兵隊・・・厳しい訓練・・・訓練はベリーベリーベリーハード・・・ハードな訓練といえばハートマン軍曹! = フルメタルジャケット!!!

瞬間私の心は燃え上がり、無性にある質問をしたくなってきました。

『海兵隊は本当にフルメタルジャケットに出てきたような訓練をしているのですか?』と。

なんというかですね、今回の研修は一応公式のものというかなんというか、真面目な研修なんですよ。

例えば質疑応答に出てくる質問でも、

「海兵隊は独自で航空機を持っていますが、空軍と比べて、運用に違う面などあるのでしょうか?違いがあるのでしたら、どのような違いか教えていただけますか?」

なーんていうお堅い質問が出てきて、その質問に対する回答を質問者だけではなく、そこにいるほとんどの人間が必死になってメモをとって・・・って感じで、なんというか真剣勝負の世界で、冗談の全く通用しなさそうな感じで。

そんな空気の中、私がヘラヘラしながら・・・

「海兵隊は本当にフルメタルジャケットのような訓練してるんですかぁ~?あと、ハートマン軍曹みたいな人は本当にいるんですかぁ~?」

なーんてバカな質問したら、「貴様!ふざけた質問をするんじゃねぇっ!マリーンを舐めてんのかぁ!!!」って、少佐がぶち切れて、あの丸太のような太い腕で絞め殺されるんじゃないかって、マジでそんな雰囲気なんですよー(汗)

あーでも、しかしマジで聞いてみたい!聞いてみたすぎるぅぅ!!!

そもそも、ホンモノの海兵隊の将校に直接こんな質問をできる機会なんて、普通の人にはなかなかできることではないわけで。
私の場合は、たまたま色々あってこういう機会に巡り会えたわけなんですから、やっぱりこういう機会を無駄にしちゃいけないんじゃないだろうか・・・

だけどだけどでも、この張りつめた空気の中でバカな質問なんかしちゃったら、海兵隊側からではなく、仲間内から「バカな質問してんじゃねぇよ!俺たち遊びで来てるんじゃねぇよ!」って、みんなからタコ殴りにされちゃいそうな、本当にそんな雰囲気なんですよー(汗)

あぁでも、それでもやっぱり、どうしても聞いてみてぇぇーヽ(`Д´)ノ

思うのですが、海兵隊の将校に公式の場でこんな質問をすることにできる人間って、もしかしたら日本に私1人しかいないのではないだろうか?って、なんかそんな感じもしたんですよ。
そう考えてみると、今私が何故かこういう場にいるということは、もしかしたら、この質問をしてみることが私の使命というか運命なのではないだろうか、と。

・・・つーことで、意を決しておもむろに立ち上がり、海兵隊少佐に質問をしてみる・・・

「スタンリーキューブリック監督のフルメタルジャケットという映画はご存じでしょうか?あの映画の中では、非常に厳しい訓練の様子が描かれておりますが、実際にあのような厳しい訓練をされているのでしょうか?」

ちなみに、私は英語が喋れませんし、少佐も日本語など全くできません。
つーことで、通訳の人を介して質疑応答をしているわけなんですが、通訳の方が訳し終わった瞬間!

「ブワハハハハハハ!!!!」

私たちの座っている横の方で、海兵隊の隊員達が数名集まっていたのですが、その連中がいきなりの大爆笑!
怒られるんじゃないかと心配していた少佐も、苦笑してますよ!
・・・っていうか、やはりみんなフルメタルジャケットは知っているのかー(笑)

ちなみに、周りのみんなは、ほとんどの人が「何爆笑してるの?なんのこと?」って感じで、ポカンとしてますよ(;´Д`)
お前ら!フルメタルジャケットくらい見ておけよーヽ(`Д´)ノ

さて、気になる質問に対する答えなのですが、

「その質問にきちんと答えると、少々問題がありますので・・・
あの映画のとおりだとは、私の口からは言えません。
回答としては、イエスでもありノーでもあるということになります。
ちなみに私も○○年に、教官として隊員の教育に携わったことがあります。
あの映画のような訓練をしたかというと、言いにくいのですけれど、確かに厳しい訓練はしております。
例えば腕立て伏せをさせた場合ですが、何回か腕立て伏せをさせた後、体の下の地面が(汗で)濡れていなかった場合は、さらに回数を追加させるとか、そのようなことをやっていました。
このような回答でよろしいでしょうか?」


・・・っていうことでしたよ!

なんか、かなり言葉をぼかしていますが、フルメタルジャケットで描かれているのと、かなり近い訓練を実際にやっているのではないかな?、という感じですね。
一応、公式な場での質疑応答だったので、これは海兵隊将校からの真実の回答ととらえて良いのではないかな、と。

あー、なんかすげー満足感というか達成感というか、そんな充実した気持ちでいっぱいですよ!

すっきりとした気分で、海兵隊基地を後にした直後にふと気がつく・・・

あぁぁっ!!!ハートマン軍曹みたいな人が本当にいるのかどうか、聞くの忘れたぁぁぁっ!(;´Д`)

・・・つーことで、もし次の機会があれば、ぜひとも聞いてみたいと思います(笑)
Posted at 18:23 in 日記 | WriteBacks (728) | Edit